個人契約の家庭教師のメリット・デメリット

家庭教師を検討していると、2つの契約方法があると気付くと思います。

• 家庭教師会社と契約して、そこに登録している家庭教師を派遣してもらう方法
• 個人で家庭教師をしている方と直接契約する方法

上記の2つです。
初めて家庭教師の契約を考える方は、どちらがいいのか分かりにくいですよね…
特に、個人家庭教師に関する情報は見つけにくいことが多いです。

そこで、この記事では、個人家庭教師のメリット・デメリットについて分かりやすく解説します！
どちらを選ぶか決める際にぜひ参考にしてみてください！

個人家庭教師のメリット

では、まずメリットから紹介します！

１．支払い総額が安くなる可能性が高い

これが一番のメリットと言えるでしょう。
個人家庭教師は、家庭教師会社に比べて必要な費用項目が少なくなります。
そのため、１時間当たりの指導料が同じだとしても、個人家庭教師のほうが全体の支払総額が安くなる可能性が高いです。
例えば、家庭教師会社は「入会金」や「仲介手数料」、「管理費」が必要であることも多く、初期費用が高いです。
その結果、個人家庭教師の方が安く感じるでしょう。

２．教師を自ら選べる

家庭教師会社の場合、条件や要望などは提示できるものの、直接教師を選ぶことはできません。
教師に関して自分でしっかり選びたいのならば、個人家庭教師と契約するのが良いでしょう。
個人契約の場合、「知り合いに頼む」か「マッチングサイトを利用する」かの２つの方法がありますが、いずれの方法をとったとしても、先生自身を見極めて契約を結ぶことができます。

３．最速で始められる

 家庭教師会社を介する場合、契約から実際に指導が始まるまで、１～２週間かかることが多いです。
一方、個人家庭教師であれば、お互いの予定が空いていれば次の日からでも始められる可能性があります。
もちろん、人や状況によってさまざまですが、スタートをなるべく早めたいならば、個人契約も一つの選択肢です。

個人家庭教師のデメリット

メリットをたくさん紹介してきたので、個人契約を結ぼうと決断された方も多いのではないでしょうか？
でも、ちょっと待ってください！
長期的な目線に立つと様々なデメリットが出てきます。
それらを考慮したうえで決断することをおすすめします！

１．トラブルの際、対応が面倒

個人家庭教師を契約するうえで、トラブルはつきものです。
例えば、「先生の遅刻やキャンセル、予定変更が多い」「成績が伸びない」「先生の態度が悪い」などの不満です。

しかし、トラブルの仲裁をしてくれる者がおらず、相談や解決をすべて自分で行わなくてはなりません。
直接不満を言わなくてはならないことに、気まずさやストレスを感じる親御さんも多いようです。

２．教師の交代に手間と時間がかかる

家庭教師の交代が必要となったとき、個人契約だと、また一から契約を結ばなくてはならないため、手間と時間がかかります。
家庭教師の交代は想像以上に必要となるタイミングが多いので、目をつぶれないデメリットですよね。

例えば、デメリットの１つ目のようにトラブルで不満が大きくなり、教師の変更を検討した場合や、先生が大学卒業のため指導を続けられない場合などが想定できます。
それだけでなく、夏休みや冬休みの長期休暇で、契約中の個人家庭教師が長い休みを取りたいと言ってきた場合も同様です。

この状況になった際、個人家庭教師だと、代わりとなる先生をまた一から自分で探さなくてはなりません。
一方、家庭教師会社であれば、登録している家庭教師が多いため、柔軟に対応してくれることが多いです。
例えば、先生の交代を無料で行うことが可能であったり、一時的にほかの先生を派遣してくれたりします。

３．受験などに関する情報の蓄積がない

個人家庭教師だと、受験に弱い可能性が高いです。
なぜなら、受験に関する情報が先生自身の経験に基づくものしかないからです。
家庭教師会社のように数えられないほどの指導の経験や、情報の蓄積はありません。
そのため、家庭教師会社よりも個人家庭教師は、傾向や対策を把握しきれず、受験対策に弱い傾向があります。
 長年の指導によって、受験情報やノウハウを持っていることを重視するならば、個人家庭教師ではなく、家庭教師会社がおすすめです。

【まとめ】結局、どう選べばいいの？

これまで様々な視点から、個人家庭教師のメリット・デメリットを紹介してきました。

表にまとめると以下のようになります！

	個人家庭教師	家庭教師会社
価格	〇	△
家庭教師が希望に沿うか（初期）	〇	△
家庭教師が希望に沿うか（長期）	〇	〇
契約から指導開始までの期間	〇	△
トラブル時の対応フォロー	×	〇
家庭教師の交代の容易さ	×	〇
受験対策	△	〇

この表を見ても、
「でも、結局どっちを選べばいいの？」とお悩みの方もいるかもしれません。
そんな方々は、おそらくどのポイントを重視するのかを決められていないのだと思います。
優先事項を決めれば、おのずと選択肢は絞れます！

例えば、

• 「指導料を安くしたいから、そのために少々手間や時間がかかってもよい」という人ならば、個人家庭教師
• 「知り合いの大学生にぜひ勉強を見てほしい」という人も、個人家庭教師
• 「受験合格を目指しているので、それに最適な指導をしてほしい」という人ならば、家庭教師会社
• 「トラブルの際に、先生に不満や要望を直接いうのは嫌だし面倒」という人も、家庭教師会社

のようなイメージです。

『絶対に許せない要素』と『絶対に必要な要素』を先に決めましょう！
次に、その他の項目を『妥協できる要素』として考え、どこまで妥協できるのかを考えてみましょう！

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